ひっそりとした昔ながらの湯治中心の大きな宿で四つの独自源泉をもちそれぞれが個性豊かでいぶし銀の様な素晴らしい泉質の温泉で、入れ替わりがあり一度に入れないため私にしては珍しく二度訪れました。
幸の湯源泉を使用したメイン浴槽の「黒湯」です。

無音の空間に見ているだけでも油臭を放つトロリとした感じの黒湯の姿は見ているだけでもゾクゾクときます。
入浴すると重曹系の温泉なので硫黄や油臭はするものの肌触りの柔らかいものでじっくりと時間をすごしたくなるくらいの正に「五感で感じる湯」の典型です。
玉の湯源泉を利用した「ラムネ風呂」は、色合いは深緑色をしていて湯面を良く見ると気泡が見えます。



成分的には黒湯と似て居ますが、油臭や硫黄臭が少ない分重曹成分が多くそこから炭酸ガスが気泡となって出ているのです。
トロリと粘りのある湯面でピチピチと弾けるのは、なかなか珍しく第一級のものです。
それが証拠に同じ源泉を使用している「ひょうたん風呂」ではあまりそのような事は感じなかったです。

あと、家族風呂で使用している鷲の湯源泉と顯の湯源泉と玉の湯源泉の混合の女性専用は未だに未入湯です。
とはいえ、私が入湯してからすでに十年近く経って居ますがずっとこのままの状態で時が流れて居てほしいです。