2011/2/16
風邪の恩恵
23・2・16
昨夜は、怪我の功名ならぬ「風の恩恵」で大事な理・ことが解った。風邪は、ウイルスに犯されて起きるモノであるが、其の作用で思考回路が停止し、脳の沈静化を伴う。
其れに拠って、神社で行なう禊ぎ祓いの様な効果が有り、通常では有り得ない現象が脳で起きる事に成る。
昨夜は早めに床に就いて、風邪の症状に身を任せていた。そして、自分の脳の働きが、言語中枢で停止している事を理解した。其れは、言葉を紡ぎ出す器官(容器・箱)が、用を成さず、空の侭であると言える状況である。
其の症状に拠って、私の意識は、人生が未経験の赤子の様に、言葉が失われた状況に有った。
・げんご‐ちゅうすう【言語中枢】
大脳皮質にある言語活動をつかさどる中枢。言葉を話したり書いたりする運動性言語中枢、言葉を聞き取って理解したり字を読んだりする感覚性言語中枢などがある。
私は、其の感覚から釈迦牟尼仏陀の謂う十二縁起の内容を改めて考えて居た。十二縁起の内容は、簡単に言うと、人間は歩く事で物を見て、其の物に名前を与えるから意識が生まれ、其の意識で5感が生まれ、悩みが発生する。だから、歩く事・進む事を止めて、言葉を使わず、自分の本性を見詰なさいとの理・ことである。
「十二縁起」http://wave.ap.teacup.com/20060106/332.html
正に、私の肉体は風邪で動く事が出来ず、ウイルスと戦っている細胞は、36億年前から生き延びて来た、自己保全の戦闘態勢に入っていた。
其れに、今回の症状は呼吸器官だけではなく、胃にまで感染していたので、人体で一番古い細胞である胃腸も、臨界体制に入っていたのである。
其処には、新しい器官である言語中枢の働きなど、出る間が無いのである。
奇しくも、昨日2月15日は釈迦牟尼仏陀の涅槃会(命日)であり、ニュースでは「ルーシーの足には土踏まずが有った」の題で、次の様に載っていた。
・新たに見つかったアウストラロピテクス・アファレンシス(アファール猿人)の足の骨から、人類初期の祖先は現生人類と同じ直立二足歩行をしていたことがわかった。アファール猿人は、1974年に発見された「ルーシー」の骨格で知られている。アファール猿人の直立二足歩行はわかっていたが、歩行能力の程度は不明だった。
「今回発見されたアファール猿人の化石は、現生人類と非常に近い足の構造だった」と、この研究成果を知った米ケント州立大学の人類学者オーウェン・ラブジョイ氏はコメントする。「直立二足歩行の決定的な証拠だ」。
約320万年前の中足骨は、アファール猿人の化石が出土しているエチオピア北東部ハダールの地層から発掘された。足の甲に5本ある骨の1つで、足首やかかとを形成する足根骨と指の骨を繋いでいる。
骨のサイズと形状から、アファール猿人の足は現生人類と同様に頑丈で、アーチ型の土踏まずを持っていたことがわかる。この2つの特徴は、地面を蹴り出す強さと二足歩行の衝撃を和らげる役割も持つ。
類人猿の足の親指で物をつかむ能力は樹上生活に都合が良い。一方、アファール猿人は二足歩行の能力があり、もっぱら地上で生活していたと他の化石などを基に推測されていた。
今回の発見で、ルーシーは樹上から地上生活に完全に移行していたと裏付けられた。
類人猿の足は中央が柔軟に曲がり、木登りに適している。アファール猿人にも見られるヒトの強靭なアーチ形状の甲は、二足歩行で効率的に前進できるような構造だと、今回の研究を率いたミズーリ大学の人類学者キャロル・ワード氏は説明する。
アーチ構造は吸収材の役割を果たし、直立二足歩行の着地衝撃を和らげている。 現代でも、土踏まずのアーチが未発達な偏平足の場合、全身の関節に大きな負担がかかってしまう。アファール猿人の足は樹上生活の能力と引き換えに、二足歩行のデメリットに対応する構造に進化したとみられる。
「私たちよりも強靭だったことは確かだが、その分、木登りは下手だったかもしれない。現生人類が約200万年前に出現するはるか昔に、ルーシーは地上で生活していたようだ」とワード氏は話している。
また移動の様子も解明されつつある。「物をつかむ非常に便利な能力を捨てて、二足歩行に適した足を獲得している。生き残りと繁殖において、効率的な地上生活がどれほど重要だったかを物語っている。地上をスムーズに歩き始めた彼らは森林から抜け出し、食料を調達したり、移住先を求めて移動したに違いない」とワード氏は説明する。 〜引用終了〜
我々人類が、大脳の発達させて来たのは、言葉や文字を発達させて来たからである。其の大きな原因に、二歩足で立ち上がって、前方を見詰る事を始めた事が有るだろう。そして、脊髄の上に有る脳髄・古代皮質などが、其の影響で新しい次元を迎えたのだと思われる。
其の、原因の所まで、お釈迦さんは立ち入って行ったのではないだろうか。そうでなければ、釈迦は歩く事を止めて、座禅をしなさいとは謂わなかったのではないだろうか。
そして、人間はお釈迦さんの様に、言葉を使う事を止めて、古代皮質で意識を使えば、他の生物とも意志の疎通が可能と成るのである。
今朝のメッセージの映像では、人間界の意識が完全に2つに分かれる事が示されて来た。其れは、言葉(言語中枢)を、単なる金儲けなどの自我意識だけに使っている人々と、人間が生きる為の環境を全体的に考える人々が、分離し始めるとの事であった。
そして、生き残る為の活動を始める人々が、集まる建物の議長席の様な所に、岡山の愉伽さんが一人ニコニコ笑って座って居た。其の建物は、大きな会社が倒産して、空きビルと成った施設の様であった。
岡山には、「鳴釜神事」が行なわれる「吉備津彦神社」が有る。そして1月26日に、岡山で最大の会社「林原研究所」が1400億円もの負債で倒産し、会社更生法の手続きに入っている。若しかしたら、林原の再生にこそ、新しい社会秩序の創造が隠されているのであろうか。
其の出来事を考えると、確かに社会現象は、大きな転換期を迎えている事は間違いない。海外でも、エジプトを始めとし、貧しい者達が暴動を起こす気配が高まって来ている。
我が国も、食料自給率が30%しかないので、イザと言う時には暴動が起きる事は間違いない。
しかし、其れは天災ではなく、人災で起きる事なので、人間の努力で解決出来る事である。だが、其れに付いて語る政治家は未だ現れてはいない。其れを考えると、少なくても良いから、意識を共有出来る者達を、早急に増やさなければ成らないだろう。
しかし、其の者達の意識が根本から外れていれば、人々の救いに成るどころか、新しい迷い道に誘い込む事にも成る。其の為にも、意識の元に有る言葉・言霊を正しくする必要がある。
経済が風邪を引いてしまえば、取り返しが着かないが、人間が掛かる2〜3日の風邪なら、大した害を社会に与える事は無いであろう。
其れを考えても、今回の風邪の症状は「風邪の功名」と言えるのではないだろうか。
平成23年2月16日
礒邉自適

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